ぶどうのような腫れが・・・。「静脈瘤」について

 

足の付け根やひざの裏側の血管がぷっくり腫れてもとに戻らない・・・、人目に目だって恥ずかしい・・・、足がだるくて痛むことも・・・。

 

特に下半身がむくみやすくて、すぐに冷えてしまいます。妊娠をきっかけにできる人もいます。

 

 

静脈瘤の原因

心臓から送り出された血液は動脈を通って、抹消の血管までいくと、今度は静脈を通って心臓へ戻ってきて、また新しい血液となって送りだされます。心臓はポンプの役目で、圧力をかけて血液を押し出し、弾力のある血管が収縮して、さらにからだのすみずみまで血液を行きわたらせます。

 

ですが、血液は静脈を通って心臓へ戻るときは、押し出してくれるポンプがなく、自然の力で戻るしかありません。そのため静脈内の血液はちょっとしたことで、滞りやすくなってしまいます。静脈には、血液が逆流しないように、ところどころに逆流防止用の弁がついているのですが、ここに血液が滞ると、ぷっくり腫れて皮膚が盛り上がって静脈瘤になってしまうのです

 

特に、静脈瘤は妊娠中にできることが多いようですね。妊娠して子宮に赤ちゃんがいると、重たい子宮が骨盤の底にある鼠蹊部にのっかります。その重さが足から心臓へ向かって戻ろうとする静脈内の血流を妨害してしまうために、足の付け根やひざの裏側の弁に血液が滞り、静脈瘤となってしまいます。

 

また、年をとるにつれて、血管は弱くなってきて、血管の壁も弱まります。そのために、静脈瘤ができるケースもあるようです。血行が悪い、血管が弱いなど、体質的にできやすい人もいます。

 

 

静脈瘤の改善法

静脈瘤は一度できてしまうと、自然に治ることはありません。静脈瘤ができると、足がむくんだり、痛んだり、だるくなったりとつらい症状があらわれます。足の血行が悪くならないように、足を高く上げて寝たり、日中も暇をみて足を椅子にのせたりすることも大切になります。サポートストッキングを履いて血行をよくする、運動や太りすぎない努力をするなどの生活のケアも必要になってきます。下半身の血行が悪く、冷え、むくみを感じることが多い人は、妊娠をきっかけに、また年をとってから、静脈瘤になる可能性があるので、下半身の血液が滞らないような生活の工夫おしていきましょう。

 

また、ひどくなった静脈瘤を外科的に治療することもできます。外科や美容形成外科などで相談して膨らんでしまった血管をつぶしたり静脈の弁を取り除くような手術を行うことも可能です。

 

 

日常生活においてのアドバイス

静脈瘤が膨れて盛り上がっている場合や痛みをともなう場合は、水で絞ったタオルで冷湿布してみてください。炎症が治まり楽になります。静脈瘤がひどくて破れそうなほど腫れているときは、マッサージしたり乱暴にさわったりしてはだめです。いちょうの葉やマロニエ、コンフリーなど植物のエキスが入った足専用ローションをそっと塗ります。いずれも血管壁を強くして収れん作用が働きます。

 

マロニエのエキスは、種の抽出液で、ヨーロッパのボディ用、フェイシャル用化粧品にはよく使われています。血管壁を強くし血栓症予防の効果もあります。

 

また、コンフリーの根に含まれているアラントレインという成分は傷や痛んだ筋肉骨の再生を早める効果も期待できます。